【介護職】面接時の注意点と成功ポイントを徹底解説
2021.08.30
履歴書や職務経歴書を提出し、書類選考に通ったらいよいよ面接。
面接を受けるのが初めての方はもちろんですが、何度か経験している人でも、「事前に何を準備したらいいの?」「当日どんな質問を受けるんだろう」など、心配なことが多いものです。
そこで今回は、介護業界で転職をお考えのあなたに『面接前の準備』『面接時の注意点・成功ポイント』『面接時によく聞かれる質問事項』をまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
【介護職向け】面接前の準備
履歴書や職務経歴書を用意し、いよいよ面接。
「何を持っていけばいいの?」「服装はどうしよう?」そんな疑問を抱いている方が多いのではないでしょうか?
そこではじめに、面接に行く前の準備について、ご紹介します。
履歴書・職務経歴書などの提出書類がある場合は用意
履歴書や職務経歴書は、事前に面接先へ送付するケースと、面接当日持参して提出するケースの2パターンがあります。
もしも当日に持参するケースなのであれば、履歴書と職務経歴書をしっかりと用意しておきましょう。
その際、履歴書と職務経歴書は汚れたり折れたりしないようにファイルや封筒に入れておくことが大切です。
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場所の確認・地図でしっかりとチェック
介護施設は住宅地の中にあるケースが多く、地図をしっかりとチェックしていなければ道に迷う可能性があります。
面接当日は、遅れることのないように念入りに場所を確認しておきましょう。
またバスや電車で行く場合は、時間なども合わせて確認が必要です。
筆記用具・メモ用紙・印鑑の用意も
当日使わない場合もありますが、事前に質問シートを書いてもらうこともあるため最低限筆記用具は持っていきましょう。
また当日すぐに採用が決まる場合にも備えて、メモ帳、印鑑なども用意しておくと安心です。
面接前の身だしなみを整える
面接前の準備で、特に気になるのが身だしなみ。
面接では第一印象も非常に重要な要素となるので、身だしなみを整えておくことが大切です。
今回は、男性と女性に分けて、気をつけておきたい身だしなみの特徴をご紹介していきます。
女性
<髪型>
- 派髪はヘアゴム・ピンなどでしっかりとまとめ、顔周りをスッキリとさせ清潔感を出す(※おじぎをしたときに髪が顔にかからないのがベスト)
- 派手で明るい色の髪色は避け、暗めの色にする
<メイク>
- ナチュラルメイクかつ派手にならないように落ち着いたメイクを心がける(※アイメイク→ブラウン系・チーク&リップ→ピンクやオレンジ系)
<アクセサリー>
- ネイルや長い爪はNG
- 結婚指輪以外のアクセサリーは控える(ピアス・ネックレスはこぶりなものならOK)
- 時計を着けるなら金属製のアナログタイプのもの(革製なら黒・茶色・ベージュ・白が無難)
- 無地の肩がけカバン
<服装>
- ダーク系のスーツまたは落ち着いた色のジャケットを着用する(黒・濃紺・グレー)
- インナーは白や淡色の明るめの色
- 膝丈のスカートや足首が隠れる程度のパンツ
- 靴は黒のシンプルなパンプス(つま先・かかとが出るものはNG)
男性
<髪型>
- 黒髪
- 耳周りを短く切り整える
<アクセサリー>
- 時計を着けるならシルバーの金属製か黒色の革のものを
- 黒のビジネスバッグまたは自立型のリュック
<服装>
- 無地のスーツ(黒・紺・暗めのグレーがおすすめ・チェック柄や幅の広いストライプはNG)
- 白や青のワイシャツ(ボタンダウンはNG
- 袖口のボタンもしっかりと留める
- 青・えんじ色のネクタイ(※ビビットカラーや幅の広いストライプは避ける)
- 靴は黒か茶色の革靴
【介護職向け】面接時の注意点と成功ポイント!
今度は面接当日の流れに沿って、それぞれの注意点や成功のポイントをご紹介します。
受付時
受付に向かう前にケータイをマナーモードにします。そして、受付についたら時間・目的・名前の順で伝えます。
例:「〇時から面接のお約束をいただいております△です。」
もしも受付がないような施設であれば、近くにいる方に聞こえるよう呼びかけましょう。
また、受付後に待合室に案内された場合は、次の案内があるまで静かに部屋で待機するようにしてください。
(成功のポイント)
- 入った瞬間から面接は始まっていると考え笑顔で良い印象を心がける
(特に従業員の前では気を抜かないように注意する)
入室時
入室する際は、ドアを軽くノックし「どうぞ」と入室許可が降りてから入ります。
入室の際には「失礼いたします」と挨拶をし、椅子の横についたら「△です。本日はよろしくお願いします。」と軽く一礼しましょう。
その後、面接官から座るように合図が出てから着席します。
カバンは椅子の後ろまたは横に置いてください。
(成功のポイント)
- ドアのノックは3回
- ドアを開けたてとは逆の手でドアを閉める
- 面接官が後から入ってきたときは一度立ち上げって一礼と挨拶をする
面接時
座っている間は背筋を伸ばし、質問に対してハキハキと回答していきましょう。
このとき難しい顔をしないように笑顔でいることが大切です。
また、思わぬ質問が飛んできたからといって焦ることはせず、回答に詰まった時は「少し考える時間をいただいても良いですか」と時間をもらうなどして冷静に対処しましょう。
(成功のポイント)
- 丁寧に面接官が聞こえる声でゆっくりと話す
- ネガティブな理由を回答するのはなるべく避ける
- 面接官の目を見ながら話す
退室時
質問が終わったら椅子の横に立ち、今日のお礼と一礼をします。
ドアまで進み、ドアを開けたら一度振り返り、面接官に失礼しますと一礼しましょう。
退室したら、静かにドアを締めて出ましょう。
(成功のポイント)
- 面接が終わったからとすぐに気を抜かず施設から出るまで気を抜かないように丁寧に行動する
【介護職向け】面接時によく聞かれる質問事項
最後に、面接時によく聞かれる質問に対しての応え方や考え方をまとめました。ぜひ面接にお役立てください。
自己紹介・自己PR
自己紹介・自己PRでは、自分のことを淡々と伝えるのではなく、面接官が何を知りたいのかを考えてストーリーを組み立てましょう。
もっとも定番な回答方法としては、これまでの仕事経験や性格などについて要約して伝えることです。
仕事経験や性格がわかると、「どんなことで貢献してくれるのか」「社風と合っているか」といったものを判断できるので、面接官が聞きたい内容を網羅できます。
志望動機
志望動機は「働きたい理由」・「この企業を選んだ理由」・「これから頑張りたいこと(将来の展望)」といった3要素を踏まえた回答にしましょう。
働きたい理由だけ、またはこれから頑張りたいことだけを伝えるのは、転職する理由として非常に弱くなってしまいます。
そのため、3要素を事前に考えてから面接に臨むことをおすすめします。
経歴チェック
経歴はより具体的に、どんな経験をしてきたのかを話すようにしましょう。
また経歴と絡めて、どのような強みがあるのか、具体的にどんな場面で貢献できるのかを伝えることがポイントです。
もしもブランクがある場合は、その期間について何をしていたのか聞かれるケースが多いため、回答できるように準備しておきましょう。
転職理由
面接官が転職理由を聞くのは、「また辞めるのではないか」「トラブルを引き起こさないか」などをチェックするためです。
そのため、前職に対する不満で辞めたなどのネガティブな回答はなるべく避けるようにしましょう。
仮に不満以外の理由が出てこない場合でも、今一度その不満を書き出して原因を探しましょう。
ネガティブな原因であっても、前向きな理由へと変換できます。
(例:「残業が多い。」→仕事をもっと効率化し、自分の能力を活かしたい。
「人間関係が悪かった。」→同じ志を持つ仲間と一緒に目標に向かってチームで頑張りたい。 など)
質問はありますか?に対しての回答
質問はありますかと聞かれた際は、なるべく面接官の人と交流するチャンス!
仕事に絡めた質問や、条件・待遇に関する質問など、働きたい意欲をアピールできる質問を用意しておくとベストです。
まとめ
就職・転職活動でもっとも緊張する面接。
自分を企業へアピールできる一番のポイントなので、念入りに準備をしてから臨むようにしましょう。
また、面接時の質問については、特にあなたのことに関してのものが多いです。
今一度自分が転職したい理由や、これまでの経験を振り返り、当日回答に困らないようにまとめておきましょう。