資格なしでも働ける介護の仕事!無資格の介護士ができることや気になる給料についても解説!!

2021.10.28

資格なしでも働ける介護の仕事!無資格の介護士ができることや気になる給料についても解説!!

「介護で働いてみたいけど資格がない」「介護士の資格が取りたいけど、そんな時間もお金の余裕もない」と諦めていませんか?実は介護士は無資格でも正社員として働くことができるんです!

 

今活躍している介護士さん中には未経験・無資格から働き始めて働きながらキャリアアップした先輩たちがたくさんいます。

 

この記事では、介護を始めてみたい人のために、『無資格の介護士のできることや給料』『無資格で介護職をするメリット・デメリット』について解説!

 

そのほか、ゆくゆくはとっていきたい資格についてもご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

無資格の介護士ができること・できないこと!気になる給料は?

無資格の介護士ができること・できないこと!気になる給料は?

未経験歓迎!無資格OK!という求人を目にすることはよくあります。

 

求人情報だけでは、イマイチ実際に無資格で介護士として働いた場合どのような仕事ができて、給料は有資格者とどれくらい差があるのかわかりません。

 

ここでは『無資格の介護士ができること・できないこと』『無資格の介護士の給料』について解説します。

 

身体介助や生活援助も!無資格の介護士ができること

無資格で介護士として働く場合、どのような仕事内容になるのでしょうか。そもそも介護士の仕事内容は

 

  • 身体介助・・・入浴、体位交換など利用者さんの身体に直接触れて行うもの
  • 生活援助・・・掃除、洗濯など日常生活の代行をするもの

 

に分けることができます。「無資格だと雑用しかできないのでは?」と思いがちですよね?

 

実は施設内で働く場合、介護福祉士の指示のもと、この『身体介助』『生活援助』のどちらも無資格でも同じように行うことができます

 

ただし『身体介助』の場合、介護の知識やスキルが必要なので、有資格者が行うことが望ましいのは間違いありません。

 

施設によっては、無資格だと『身体介助』は行わず、介護助手としてサポート役に回るという所もあります。

 

そのため無資格でも問題なくできる『生活援助』や『送迎』『事務作業』などの仕事内容になることが一般的です。

 

無資格の介護士は訪問介護では働けない

『身体介助』と『生活援助』のどちらも無資格でもすることができるとは言え、ここで注意してもらいたいことがあります。

 

それは利用者さんの家に出向いて介護を行う『訪問介護』の仕事には無資格では就くことができない!と言うことです。

 

ホームヘルパーのような働き方をしたい場合や住宅型の有料老人ホームなどでは『介護職員初任者研修』以上の資格か必要になります。

 

無資格者と有資格者では最大5万5千円の給料の差がある!

無資格者と有資格者では給料にどれくらいの差があるのか触れておきましょう。厚生労働省の調査による平均給料額を表にまとめました。

 

平均給料額
無資格 約27万5000円
介護職員初任者研修 約30万1000円
介護福祉士実務者研修 約30万3000円
介護福祉士 約33万円

 

介護士では給料体系に資格手当がつくことが一般的です。

 

上の表から分かるように無資格者と有資格者では、なんと約3万円から5万5000円もの差が!未経験・無資格から始めて慣れてきたら資格を取得するのがオススメです。

 

無資格で介護職をするメリットやデメリット

無資格で介護職をするメリットやデメリット

これから介護士になりたいなと思っている人の中には「先に資格をとった方がいいのかな?」と迷っている人も多いでしょう。

 

こでは無資格で介護職をすることによるメリットやデメリットにはどんなものがあるか解説します。ぜひこのメリット、デメリットを参考にしてください。

 

【メリット】介護の現場を体験できる

最大のメリットは『現場を体験できる』ということです。

 

介護に興味があっても、「介護という仕事が自分にとって本当に合っているのかな・・・」という不安から「なかなか一歩踏み出せない!」と思っている方は少なくありません。資格を取るにしても時間や費用がかかります。

 

そこで、まず介護施設で働いてみることができるのはうれしいですよね。

 

いきなり資格の勉強をはじめるよりも、自分に合った仕事かどうかを確かめて、資格取得にチャレンジすればOK!

 

資格取得支援を行なっている施設も多いので、働きながら資格を取得することは難しいことではありません。

 

【デメリット】即戦力としてみなされない

デメリットは前述した『給料の差』以外にもあります。それは『即戦力とみなされない』こと!

 

慢性的な人材不足の介護の現場ではどのような人を採用したいかご存知ですか?

 

それはやはり『即戦力になる人』です。無資格では『身体介助』ができないなどが業務が制限されてしまうことから、即戦力として期待できません。

 

また、人材不足から、上司や先輩介護士が無資格の人に手取り足取り教えてあげられない状況が多いです。未経験・無資格で介護業界に飛び込むと想像以上にハードな毎日が待っているかも!?

 

無資格の方が介護職をする上で取得したい資格!

無資格の方が介護職をする上で取得したい資格!

無資格で介護士としてのスタートを切ったとしても、長く介護士として活躍していくには「資格が必要だな」と感じる時がくるでしょう。

 

介護施設によっては、スタッフの資格取得支援に積極的!なので、働きながら資格をとっていくことは難しいことではありません。ここからは、介護職をする上で取っておきたい資格についてご紹介します。

 

『身体介助』ができるようになる!介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は介護業界の入門になるような資格です。

 

この資格を取ることで、無資格の時は制限されていた『身体介助』ができるようになります。他にも『給料が上がる』という大きなメリットが!無資格者と比べて、月給にして約3万円の差があるのは大きいですよね。

 

資格取得のために必要な期間は約4ヶ月ほどで、かかる費用も約3万円台から取れるので、働きながらでも資格取得は十分可能ですし、難易度もそれほど高くはありません。

 

長く介護で活躍したいならマスト!介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は介護職員初任者研修の次に取るべき資格と言われています。

 

さらに上位資格である介護福祉士の受験資格に必要な資格なので、長く介護士として活躍したいなら絶対にとっておきたい資格です。資格取得のために必要な期間は初任者研修を持っていれば約4ヶ月ほどで取れます。

 

護士としてステップアップするためにもぜひチャレンジして欲しい資格です。

 

いつかは取りたい国家資格!介護福祉士

介護業界、唯一の国家資格である介護福祉士は、「介護福祉士になってこそ一人前!」と言われるくらい介護の現場で重宝される資格です。

 

介護福祉士になるメリットは『給料アップ』『即戦力として転職に有利』『国家資格なので全国どこでも通用する』などがあります。

 

3年以上の実務経験と国家試験に合格するという、すぐ簡単に取れる資格ではないものの、介護士になるならいつかは取りたい資格です。

 

それぞれの資格については、下記の記事で内容や取得方法など詳しく解説しています!ぜひ合わせてご覧ください。

未経験の人にオススメ介護の資格3選!取得方法や費用は?スキルアップのための資格もご紹介!

 

まとめ

このように、介護の業界は、慢性的な人材不足から未経験・無資格からでも介護士としてのキャリアをスタートできます。

 

未経験の人にとっては「介護の仕事でやっていけるかわからない」という不安があって当たり前!働きながら資格をとっている人もたくさんいますし、それを支援してくれる環境もあります。

 

自分にとってのメリット・デメリットを踏まえた上で、無資格で働き始めるのか、資格取得を先に目指すのか考えてもいいですね!